2012年5月20日日曜日

共同幻想論

全体の流れ
・マルクスを通じて国家は幻想の共同体という考えを知った
・「共同観念」の世界を考えるのに「共同幻想」「対幻想」「自己幻 想」を軸にして考えることにする
・この方法を用いて日本における「個々の観念」が「共同観念」に侵されてしまう病理を解析していく
・その題材として「古事記」「遠野物語」を利用する。


文学や政治、経済を統合して観察する視点として「幻想領域」を規定する。
幻想領域は、以下の3つに分けられる。個人の軸となる「自己幻想」、それに対応する「対幻想」上位構造である「共同幻想」。

3つの幻想領域の相互関係がどうなっているかを考えることで、いろいろな領域を考えることができる。

本文では「古事記」と「遠野物語」を題材にして「初期国家」という「共同幻想」がどのように成立してきたか、そして「共同幻想」がどのように「自己幻想」を犯しはじめたか。

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