2013年2月10日日曜日

快感回路読んだよ

快感についての研究を分かりやすく紹介した本。
・快感はどのように生じるのか。
・耐性、渇望、離脱症状が起こり依存症になる過程はどのようなものか。
・薬、食欲、性、ギャンブルの快感について。
・スポーツや慈善活動、社会的評価、瞑想で得られる快感について
が描かれている。

感想
どの程度快楽を求めるか、どのような種類の快楽を求めるかは
本当に自分の判断で選べているのだろうか。
依存になりやすい素因、本書ででてくるような脳内ドパミン受容体の異常をもつものが、
薬物依存やギャンブル狂い、あるいは過食による肥満となった場合、
自己責任と断罪されることがほとんどだ。本当に自己責任なのだろうか。
幸いなことに、快楽は大脳皮質との連携させることができるようなので、
他者に害を与えない方法で快楽追求できるというのは魅力的だ。
(本書では薬物依存患者が、ランニング依存になる例が示されていた)
ただしどのような快楽でも依存のリスクはあるようだが。

0 件のコメント:

コメントを投稿