2012年6月18日月曜日

贖罪

この人の書く本は、自分がそのシステムに組み込まれたら、自分もまた犯罪を犯すのではないかと思わせるようなところにある。

センセーショナルな事件が起こった時、まず事件を引き起こした犯人の特異性を探るマスコミ報道が行われる。例えば、ひきこもり、就職の失敗、精神疾患、両親の離婚など。その事実を知ることで、自分と事件が非連続であることを感じている風潮は、現在においてひどく感じることた。

そんな態度をとるヒトに是非読んで欲しい。犯罪や事件が自分と連続性のあるところに存在することにぞっとするだろう。

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