2012年2月29日水曜日

「西洋美術史入門」を読んだ

西洋美術史入門 (ちくまプリマー新書)
西洋美術史入門 (ちくまプリマー新書)
西洋美術史を読むための土台を紹介している。
・基礎トレーニング
・知っておくべき単語
・whyを4W1Hから迫る


絵を読むための基礎トレーニング
・スケッチスキル:パッと見て概略を描く
・ディスクリプションスキル:絵を言語で表現する


理解するための単語
・アレゴリー(寓意画)
  例:はかなさをシャボン玉で示す、剣と天秤で正義を示す


・アトリビュート:個体認識のための要素
  例:ペテロは鍵をもつ=天国の門の鍵を授かったため
  聖セバスティアヌスは体に弓矢がささる
  
・コード:美術を読むための約束ごと=コンテキスト


コードは失われていることがある。
失われたコードを発掘する学問を図像学=イコノグラフィーという。
また、その絵がなぜか描かれ受け入れられたかを考える学問を図像解釈学=イコノロジーという。


5W1Hのwhyを知るために残りの4W1Hを探ることが大切である
when  いつ=年代
who    誰が=作者
where どこで=地域
what   何を=絵の対象、描かれているもの
how    どのように=素材、手法


とりわけ、時代背景は重要である。

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