2012年3月4日日曜日

ふしぎなキリスト教

ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)
ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)
3つの枠組み
・ユダヤ教を通じて一神教の概念を説明
・ユダヤ教、イスラム教との違い=イエスキリストの特殊性
・キリスト教が西洋与えた影響:科学、経済、哲学

グローバル化は事実上、西洋化であり、西洋の基礎はキリスト教である。

一神教の神と多神教の神は全く異なっている。
一神教では神は絶対であり、世界の事象は神の意志と考えられており、神の意志を人間に伝えるためには、預言者を通していた。しかし、意志を伝えるには不十分であったためイエスが使わされた。

ユダヤ教、イスラム教ではイエスも預言者の一人であるが、
キリスト教ではメシアであり神の子であり、神、神の子、精霊の三位一体とされている。またこの中でキリスト教だけが宗教法を持たない。

キリスト教はローマ帝国の分裂によりローマ・カトリックと東方正教会に分かれる。
ローマ・カトリックは西ローマ帝国が滅んだ後も信仰として広がった。16世紀ルター、カルヴァンによる宗教改革が起こりプロテスタントと呼ばれる。
プロテスタントは、教会の慣行など聖書に根拠を持たないものを否定した。プロテスタントのもつ行動様式が産業革命を後押し、イスラムから文化の輸入が起こった。
それにより科学と哲学が発展した。

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